日本ハム吉田輝星投手(19)が侍首脳陣の前で、3年目の飛躍へ向けた手応えをつかむ。

27日に宮崎で行われるフェニックスリーグ中日戦(SOKKENスタジアム)で今季最後の先発マウンドに上がる予定。同戦は侍ジャパン稲葉監督ら首脳陣が日本ハムベンチに入り、采配を行う試合で「いいピッチングをしたい」と気合を入れた。

2年目の今季は1軍で5試合に先発登板も未勝利に終わったことを踏まえ、宮崎では「変化球というよりも、もっと真っすぐ。絶対的な自信を持てるくらいに良くするというイメージでやってきました」。肉体を追い込み、疲労がたまる中で「ちょっといい感じのものをつかめそう」と27日の試合は、その予感を確信に変えたい登板にもなる。

24日には宮崎に視察に訪れていた栗山監督から「(来季まで)もう時間がないから、しっかりやってこい」とゲキを飛ばされた。目標の開幕ローテ入りへ弾みを付けたい今季ラスト登板。「(侍ジャパン投手コーチの)建山さんも(シーズン中は)解説とかしてくれているので、自分の最大のパフォーマンスを見せて、足りないものを教えてもらえれば」。めったにない機会を生かして、貪欲に結果も収穫も追い求める。【木下大輔】