阪神高山俊外野手(27)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、600万円ダウンの年俸3000万円でサインした。

プロ5年目の今季は自己最少の42試合出場にとどまった。7安打、0本塁打、3打点、打率1割5分2厘はすべて自己ワースト。シーズンの大半を2軍で過ごした。「今年はチャンスをもらって、それを生かしきれなかった」と、悔しさをにじませた。

ドラフト1位の近大・佐藤輝明内野手(21)は外野手での起用が濃厚で、韓国KTのメル・ロハス・ジュニア外野手(30)とも入団で大筋合意している。高山は「人と比べるより、まずは自分の技量を上げていかないと。『誰かが良くないから高山を使ってみよう』という立場ではない。自分の中で技術を上げる。そういうのが一番かなと思います」と、来季の巻き返しを誓った。(金額は推定)