2年連続2度目のイースタン・リーグ優勝、球団初のファーム日本一に輝いた楽天を、今季2軍監督として率いた奈良原浩1軍内野守備走塁コーチ(52)が表彰式にビデオ出演した。

「まず連覇できたことは非常にうれしく思います。日本一になれたということに関しても選手の頑張りで、最終的にはいい試合ができて、僅差のゲームを体験できたという意味では非常に良かったかなと思います」と喜びを口にした。

今季は新型コロナウイルスの影響でイレギュラーなシーズンとなった。「教育リーグが終わって開幕というところで自粛になりましたけれども、自粛期間中にコロナにうつらないということを徹底しながら。コロナ明けに選手のパフォーマンスをどうやって上げていくかというところを考えながらという自粛期間だったと記憶しております。当たり前のことが当たり前にできない、野球ができない中で野球できる喜び、感謝というものを改めて感じた期間だったと思います」と振り返った。

来季は石井GM兼任監督新体制の元、今季2軍監督を務めた奈良原氏も1軍の内野守備走塁コーチとして下支えする。「今回リーグ優勝、ファーム選手権日本一というところで勝つために何が必要なのか、僅差のゲーム、緊迫した中でパフォーマンスを出すということを経験したことを今後彼たちが1軍に行った時に十分に発揮できるんじゃないかなと思いますし、逆にこの経験を来年以降1軍の試合で1軍の戦力となるために発揮してもらいたいなというところが1番の願いです」と期待を込めた。