伝統の守り勝つ野球の復活へ、日本ハムが来春キャンプで守備力強化を重点的に行う。今季はチーム失策数(75個)がリーグワースト。記録に残らない連係ミスも含め、守りきれずに勝負を分ける失点につながるシーンが多かった。覇権奪回へ、栗山監督はコーチ陣に「守備練習の方をちゃんとしっかりやってくれ」と伝え、徹底的に鍛える方針を示した。

個別に行う特守だけでなく、チームとして取り組むメニューも多くなりそうだ。同監督は金子野手総合コーチと飯山内野守備コーチには「(時間を気にせず)グラウンドを使ってくれて構わないから、連携面での意識付けをしっかりやってくれ」と指示。時には、打撃練習の時間を割いてでも守備に特化した日が出てくる可能性もある。指揮官が掲げる原点回帰へ、やれることを突き詰める。