160キロ左腕のソフトバンク古谷優人投手(21)が工藤監督からの「宿題」クリアで制球力&球速アップを目指す。6日、福岡・筑後市のファーム施設で単独自主トレを始動。キャッチボールを終えたサウスポーはサブグラウンドで黙々とランニングに汗を流した。

「下半身を重点的に鍛えれば、制球もよくなると思うし、球速も上がると思う」。昨年暮れに工藤監督からLINE(ライン)で送られてきた自主トレメニューは4勤1休の練習で各練習日に100メートル走×100本、200メートル走×50本、300メートル走×25本に下半身強化、体幹強化のプログラム。初日のこの日は、100メートル走を黙々とこなした。

昨季はプロ初登板を含め4試合に登板。制球力不足を痛感したものの奪三振率14・29の数字も残した。昨夏、廃部となった母校・江陵の野球部からスクワット用の練習器具を譲り受け自宅に設置。今冬は故郷・北海道には帰省せず、自宅でトレーニングに励んだ。「監督からのメニューはきついですけど、今年は1軍で30試合は投げたい」。期待のサウスポーは5年目のブレークを誓った。