宮崎県で春季キャンプを行うプロ野球6球団は15日、新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言と宮崎県独自の緊急事態宣言が解除されるまで、キャンプを無観客で実施すると発表した。

宮崎県の河野俊嗣知事が15日の記者会見で、プロ野球やサッカーJリーグのキャンプを無観客で行うことと、選手らの不要不急の外出自粛を要請したことを明らかにした。プロ野球は宮崎県内で、巨人、ソフトバンク、西武、オリックス、広島2軍、ヤクルト2軍が2月1日にキャンプインする。すべての緊急事態宣言解除後、感染状況が改善し次第、観客を入れるかどうかを県や受け入れ自治体と再度協議する方針。

各球団、宮崎県への出発前やキャンプ中に頻繁にPCR検査を実施する予定で、感染防止策を徹底する。巨人は1、2軍全員が出発直前と31日の宮崎県到着時にも検査を受ける。ソフトバンクは全員に週4度の検査を予定。中村晃は「ファンの方がいない中で練習というのはすごく残念ですし、ファンの人がいるから頑張れるところもある。シーズンになって(球場に)来られる状況になればいいなと思います」とコメント。すでに観覧チケットを販売しているソフトバンクは、詳細決定後に払い戻しなどを公式サイトで発表する。