巨人が「ウィズコロナ仕様」の春季キャンプにモデルチェンジする。19日に首脳陣がミーティングを行い、ベテランや外国人が中心のS班19人を決定した。最年長38歳の亀井と中島に加え、今オフに渡米してポスティングシステムによるメジャー移籍交渉を行い9日に帰国した菅野や、国内FA権でDeNAから加入した井納翔一投手(34)と梶谷隆幸外野手(32)、坂本勇や丸ら主力も名を連ねた。

異例の大所帯はコンディションへの配慮と感染拡大防止の観点から編成された。新型コロナの影響で昨季は11月まで過密日程を消化。オフ期間は例年より約1カ月も短くなった。自己調整が容認されるS班ならキャンプ序盤に無理しすぎず調整でき、選手を分散させることで移動を含めた感染リスクも下げられる。

S班の6日の沖縄・那覇キャンプ前の調整場所をジャイアンツ球場から東京ドームに変更し、キャンプインも1日に前倒しする。16日に1軍本隊に合流するまで、温暖な場所で密を避けながら調整を進める。