ロッテのドラフト2位・中森俊介投手(18=明石商)が27日、地元の兵庫・丹波篠山市から「丹波篠山ふるさと大使」の就任要請を受けた。中森は「育ってきた場所なので、素直にうれしいです」と要請されたことに感謝した。

同市からは51年ぶりのプロ野球選手輩出で、市広報誌1月号でも酒井隆明市長(66)との対談が巻頭見開きで組まれるほど期待は大きい。ふるさと大使は落語家の桂文珍、お笑いタレントの森田まりこらが務め、中森が正式受諾すればスポーツ界からは初。中森は「まだまだ自分は力もないし、活躍もしていないのに、名だたる方々と並べていただけるのはうれしいですが恐縮です」と謙虚にコメント。時期は未定ながら、前向きに検討し始めた。

京都との府県境にある“日本遺産のふるさと”は黒豆やぼたん鍋、コシヒカリで知られる。中森はさらに「自然がきれいで、心が温かい人が多いです」と添える。2月1日からはキャンプが始まる。石垣島から約1600キロ離れた故郷を思いつつ「丹波篠山育ちの中森」を全国の野球ファンにPRできるよう、土台作りに励む。【金子真仁】

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