巨人桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が1日、本格始動した。左肩付近に「73」と入ったパーカーを着て、東京ドームで行われた外国人やベテラン選手中心の「S班」のキャンプ初日を見守った。

投手陣にノックを行い、野手陣の打撃練習では外野守備に入り、フェンス際の球を好捕する場面もあった。

技術的な指導をする場面は見られず、対話を重視した。「まだ最初ですから、まずは選手をよく知るというところから入っていきたい。選手が何を考えているのか、どういう目標があるのか、そういったことを僕が理解していく作業が最初じゃないかなと思っています」と、ブルペン入り後の今村と話し込んだ。

コーチとしての意気込みを問われると「目標は1つしかない。僕は選手たちのよき伴走者になりたいと思っています。ともに考えて、悩んで苦しんで悲しんで、そして最後に喜べる伴走者になりたいなと思っています」と語った。