プロ9年目の楽天下妻貴寛捕手(26)が黄金ルーキーの“デビュー戦”に緊張した。

2日、沖縄・金武キャンプでドラフト1位早川隆久投手(22=早大)の初ブルペンを受けた。メイングラウンドから到着したタイミングが偶然早川と重なり、バッテリーを組んだ。「ちょうど『早川が来るぞ』と。僕の方が緊張しました」と首脳陣、大勢のメディア、関係者が見守る中、ミットを鳴らした。

ハイテンポで腕を振るルーキーに「投げ急ぐなよ!」「タイミングだけ!」と声を張りながら先輩らしく“リード”。「両サイドの投げ分け、コントロールもしっかりできていたし、ボールに力もあった。初めて受けたんですけど、すごいいいなという印象は受けました」と振り返った。

投球練習前にはフォームの課題を明確に伝えられ、投球後に捕手目線で感想を伝えた。「他のピッチャーより仕上がっている感ありましたね。145キロくらい出てるんじゃないかなと…。体感は速かったです。立ち投げの時に差し込まれました」と苦笑い。「投げる前は緊張しているのか、笑顔少なかったですけど、投げ終えてからは笑顔が見られた。いいピッチングになったんじゃないかなと思います」と汗をぬぐった。【桑原幹久】

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