DeNAのドラフト1位ルーキー入江大生投手(22=明大)が12日、プロで初めて打撃投手を務めた。神里和毅外野手と柴田竜拓内野手を相手に34球。最速は146キロと球は走り、安打性は3本だったが、ボール球が13球と制球を乱した。

神里への5、6、7球目にボールが続いた。3連続ボールにマウンドで「すいません」と謝ったが、8球目もボール。「あまりにもボールが連チャンしてしまって、心から『すいません』の言葉が出た。緊張より不安が少し大きかった。バッティングピッチャーなので、ストライクを入れないといけないというところにフォーカスし過ぎて、あまりいい球が投げられなかった」と振り返った。

マウンドを降りた直後に、三浦監督と言葉を交わした。「第3、4クールになると体が疲れてくるので、そういう時こそ力で投げるのではなくて体全体を使って投げることが大事だぞと言っていただいた。明日から指先でコントロールするのではなく、体全体で投げられるフォームづくりを意識してやっていきたい」。

投球を50点と自己採点した。シャドー投球などで修正を図る。「最初の実戦形式でなかなか思うようにいかなかったけど『こんなもんかな』と割り切って、切り替えて、明日から頑張って練習しようかなと思います」と話した。