開幕投手の指名を受けている西武高橋光成投手が、開幕カードと同じオリックスとの練習試合に先発し、3回を63球、5安打2失点と課題を残した。最速150キロをマークするなど随所に力強さは見せたが「全部の球がまだまだ。もっと精度を上げていかなくてはいけない」と1カ月後の開幕を見据えた。

高卒7年目でつかんだ初の大役へ、雨中の“予行演習”を終えた右腕は「まだ調整段階なので(開幕戦の)意識はそこまでなかったです」と冷静に振り返った。1回は簡単に2死を奪いながら中軸に4連打を浴びて2点を献上。「(打者が)振りに来るカウントでもっと厳しく、いいところに投げたりとか。(捕手の)森さんとも話して意見を詰めていかなくてはいけない」と課題を掲げた。

19年に初の2ケタとなる10勝を挙げ、昨季はチームトップの8勝。今季も安定した大黒柱となるべく、きっちり調整を進めていく。