ソフトバンク笠谷俊介投手と杉山一樹投手が0封競演し、開幕ローテに大きく前進した。

先発笠谷は4回を無安打で、走者を許したのは3回に根尾に与えた四球のみ。140キロ台後半の直球にカーブ、スライダー、チェンジアップの変化球を駆使し、中日打線を寄せ付けなかった。「まだ自分の求めているまっすぐじゃなかった。結果はよかったけど、悪いところもあったので満足せず修正したい」と慢心なく、「開幕ローテを狙ってやっていきたい」と引き締めた。

2番手で登板した杉山は、自己最速タイの157キロをマークするなど3回を1安打。「キャンプからアピールが足りなかったので。結果はよかったと思う」。球速については「160キロという目標があるので(157キロは)見飽きました」とさらに磨きをかけるつもりだ。エース千賀、東浜の両右腕が出遅れる中、期待の2人がオープン戦初戦でしっかり結果を出した。