開幕投手の西武高橋光成が、カーブに光明を見いだした。先頭に四球を与える立ち上がりも、難敵の近藤を3球連続カーブで右飛に打ち取ると、続く西川にも初球から120キロの弧を描く軌道で、中飛に仕留めた。「カーブをこれまで使わなかったわけではないが、新しい形が見えた。すごくいい収穫だった」と大きな手応え。今季オープン戦初登板で、5回4安打無失点に抑え開幕戦に弾みをつけた。

今季5完投を目標に掲げ、長いイニングを意識する上で貴重な「遅球」が武器になる。「タイミングを外すボールが制球できて、すごくいい形になった。カウントが取れるという意味でも、打者には嫌だと思う」と投球の幅を広げていく。