開幕2戦目の先発が内定しているソフトバンク高橋礼投手(25)が6日の阪神戦でオープン戦初登板。5回2失点と上々の内容で、27日のロッテ戦(ペイペイドーム)へ弾みをつけた。「自分がなんでロッテとの開幕2戦目を任されたかというと、そこを落とせないからだと思っているので。責任を持って調整していきたい」と力強く言った。

19年には先発の一角として12勝を挙げ、新人王も取った。2年ぶりの先発転向。本拠地のマウンドには、高橋礼らしい姿があった。初回無死。テンポよく2球で阪神近本を一ゴロ。1死から佐藤輝に左前打を許したが、落ち着いて後続を断った。4回にソロ本塁打を2本浴びたが、5回まで無四球で球数は78球。「思ったよりは投げられたかな。80球で5回まで投げ切れた」。2失点でまとめ、1歩前進の内容に、工藤監督は「失投はあったものの、5回を78球で無四球。評価していいと思います」と納得の表情を見せた。

一方で、課題も出た登板だった。「2巡目に入った時にスタミナもそうですし、若干バタバタした。しっかり立て直せるようにしないと」。中継ぎで52試合に投げた昨季は、1試合で41球を投げたのが最多だった。4回にはその球数を超えた直後に、2被弾した。「2者連続だと相手に流れがいってしまう。ロッテだと怖いなと思う。打たれても1人で抑えられるように」。開幕相手のロッテには昨年唯一負け越した。本番も見据え、高橋が課題克服で天敵封じの準備を進める。【山本大地】

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