ロッテ安田尚憲内野手が4打数4安打の固め打ちで浮上のきっかけをつかんだ。

DeNA戦に7番三塁で出場すると、3回無死で直球を中前打。4回2死一、二塁でスライダーを右前適時打とし、6回と8回にも中前打をマークした。1試合4安打は今季自身初で「たまたまなヒットも、ラッキーなヒットもありましたけど、結果が出て少しホッとしてます」と胸をなで下ろした。

前日までオープン戦全12試合に出場し、通算35打数6安打1打点、打率1割7分1厘と低迷。「去年のクライマックス・シリーズの、良かった時を思い出して取り組んでいる」と構える時に膝を曲げ、試行錯誤を続けていた。悩める大砲候補に試合前、井口監督は「構えで右肩が入りすぎている」と助言。即、結果につながり、安田は「自分では気付かないポイントだった」と感謝した。オープン戦は残り1試合。「しっかり気を引き締めて準備したい」。状態は上がってきた。

▽ロッテ鳥谷(オープン戦初安打と好走塁) ファームでしっかりと打席に立ち、キャンプでも時間をいただいた。去年とは違って、いい状態でシーズンを迎えることができる。去年とは全然違います。

▽ロッテ佐々木千(先発して3回1安打1失点。先頭打者弾を浴び) 相手有利のカウントにしてしまって、ストライクを取りにいった球を簡単に打たれてしまったので反省したい。

▽ロッテ土居(オープン戦6試合で6回1/3を無失点。近づく開幕1軍へ) 課題も見つかった。最後の打者の見逃し三振フォークは、もう1個分低く狙っていた。(吉井コーチ命名・土居魔神の)ニックネームに合うような投手になりたい。