阪神が5年ぶりのオープン戦首位で開幕に突入する。9勝2敗2分けで勝率は8割1分8厘。さらにチーム打率2割6分7厘、17本塁打はともに12球団トップだった。黄金ルーキー佐藤輝明内野手が6本塁打と活躍し、矢野燿大監督は「佐藤輝が入った中で、打線もまた面白みが出てきたと思う」と大きくうなずいた。

▼佐藤輝が6本塁打の阪神がオープン戦1位。阪神のオープン戦1位は16年以来となり、阪神選手のオープン戦本塁打王は17年高山以来。新人がオープン戦の本塁打王は58年に7本の長嶋(巨人)以来で、ドラフト制後(66年以降)は初めてだ。長嶋は本番で29本塁打を記録し、オープン戦と公式戦の両方で本塁打王を獲得したが、佐藤輝はどうか。ちなみに、オープン戦と公式戦の「ダブル優勝」は15年ソフトバンク、「ダブル本塁打王」は02年松井(巨人=OP戦6本、公式戦50本)を最後に出ていない。

▼阪神がセ・リーグ優勝を果たした5シーズンのオープン戦では、62年3位、64年5位、85年7位、03年3位、05年4位と、1位だった例はない。阪神が公式戦でも優勝を飾れば、2リーグ分立後初のダブル制覇となる。

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