中日大島洋平外野手が後輩打ちで勝利を届けた。同点に追いついた直後の8回2死一、二塁。マウンドには阪神4番手、小林。自主トレをともにする日本生命の後輩だ。「余計に打たないと、と思った」と、141キロのツーシームを鮮やかにレフト前に運んだ。二走の木下拓哉捕手の足も考えての一打に「あそこしか木下が(ホームに)かえってこれないので狙っていた」と自画自賛の一打だった。

14年ぶりにチームに復帰した福留孝介外野手も日本生命の大先輩。「いろんな経験とか技術とか持っている方。僕自身もアドバイスもらったりする」と、日米通算2407安打の大打者の存在もプラスに働く。大島は開幕から7試合連続安打で絶好調。昨季2割2分4厘だった得点圏打率も4割2分9厘と勝負強さも見せる。「自分が思っていた以上に、いい状態でヒットが続いている。いい滑り出しもできている。このまま続けていきたい」。チームは開幕から2カード連続で1勝1敗1分け。初の勝ち越しへ2年連続最多安打のヒットマンがけん引する。

▽中日木下拓(8回に同点の2点適時二塁打) (4回1死満塁で三振と)序盤にチャンスをつぶしていたので、取り返そうと思って打席に入りました。適時打を2本打てて良かった。

▽中日高松(5回にプロ初安打となる一塁内野安打) 追い込まれていて、低目の変化球には手を出さないように、気持ちは左方向という感じでいました。バットが折れて、打球方向が見えた時、セーフになると思い全力で走りました。

▽中日根尾(6回に大阪桐蔭先輩の藤浪から初安打) (4回2死)満塁のチャンスで打ちたかったです。

▽中日福谷(5回5安打3失点も自責0) 自分らしいテンポで投げられました。2回は味方のミスを何とかカバーしようと、張り切ったのですがうまくいかなかったです。

▽中日又吉(3番手で8回に登板し、今季3ホールド目) 大事なイニングだったので3人で抑えられて良かった。

▽中日祖父江(9回を3人で抑え、3セーブ目) 福谷が試合を作って、中継ぎ皆でつないできた。しっかり抑えられるように投げた。

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