秋春連覇は譲れない。10日の春季リーグ開幕を前に、東京6大学野球の監督、主将が都内で会見した。

昨秋優勝の早大・丸山壮史主将(4年=広陵)は「天皇杯を死守するつもり。去年は早川さん(現楽天)が引っ張ってくれた。連覇に必要なのは、チームが一丸となって全員が勝つ執着心を持つこと。技術ではなく、スローガンの“一球入魂”を神宮で体現できるかがカギです」と気合たっぷりに宣言した。

絶対的エースがいた昨年とは戦力状況が異なるが、小宮山悟監督(55)には「ベストメンバーに近い形で臨める」と手応えがある。徳山、西垣の両右腕に、野手は経験値が高い選手がそろう。まずは第1週、東大と戦う。

 

▽慶大・福井章吾主将(4年=大阪桐蔭) リーグ優勝、日本一、ライバルの早稲田に勝つの3つが目標です。

▽明大・丸山和郁主将(4年=前橋育英)冬は基礎体力をつける練習を増やしました。目標は、優勝の二文字しかありません。

▽立大・太田英毅主将(4年=智弁学園) 過去3年、優勝していない。現状打破できるようにしたい。

▽法大・三浦銀二主将(4年=福岡大大濠) 新体制となり、まずは基本のキャッチボールから意識しました。負けない野球をしたい。

▽東大・大音周平主将(4年=湘南) 連敗が続いている。チームとしては、まず1勝。1勝すれば、そこから勝っていけると思う。