阪神が6連勝で貯金を早くも2ケタ10とした。

藤浪晋太郎投手(27)とヤクルト石川雅規投手(41)との投げ合いで中盤まで試合が動かなかったが、5回2死二塁から投手の藤浪がプロ通算3本目、甲子園では初となる2ランを放って先制。3戦連続本塁打が注目されたルーキー佐藤輝は不発だったが、思わぬ“伏兵”がスタンドを沸かせた。藤浪は6回途中に降板したが、救援した小林がピンチをしのぎ、その後も岩崎ら投手をつなぎ、最後は守護神スアレスで逃げ切った。

阪神は19年9月以来の3試合連続完封勝利。6連勝も昨年10月以来で、矢野監督体制では最長タイだ。また、4月中に貯金2ケタは08年以来3度目。開幕から絶好調の阪神が、3連勝と上向きのヤクルトを寄せ付けなかった。