ロッテ佐々木朗希投手(19)が20日、イースタン・リーグ楽天戦(森林どり泉)で先発し、3回2失点の投球だった。公式戦での登板はプロ入り後3試合目となった。

5メートル前後の風が吹く中、チームの14連勝もかかるマウンドに上がった。味方が2点を先制しての1回裏、2死後に3番ブランドン・ディクソン内野手(29)への2球目151キロが浮き、バックスクリーン直撃の本塁打を浴びた。プロ入り後の実戦では打者33人目での、公式戦では打者20人目での初被弾となった。実戦登板で初めて許した長打でもあった。

2回は3者連続三振。3回は、高校日本代表でバッテリーを組んだ水上桂捕手(19)の安打などで無死満塁とされ、内野ゴロの間に1点を失った。ディクソンからは2打席目はフォークで空振り三振を奪った。3回を2安打1四球2失点、4奪三振。最速は153キロで、直球平均球速は約150・4キロ。球数はプロ入り後最多の63球だった。

佐々木朗は「今日は前回よりも多く球数を投げることができたのが良かったです。またいろいろなシチュエーションの中で投げることができたのも良かったと思います。次も頑張りたいです」とコメントした。

プロ2年目の佐々木朗は4月2日のイースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)で、プロ入り後初めて公式戦に登板。先発し2回無失点に抑えた。その後、中6日で9日の同西武戦(ロッテ浦和)に先発し、3回を無失点。5月以降の1軍デビューを目指し、着実に調整を進めている。

▽ロッテ井口監督(佐々木朗について)「プラン通りですね。順調にいってるんじゃないですか。まだまだ球数も含めて、イニングもこなせてないんで、5回以上投げられるようになってからですね」

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