阪神が今季最多13得点で快勝し、連敗を3でストップした。甲子園でのお立ち台には3人のヒーローが立った。

1失点でプロ初完投勝利、2勝目のドラフト2位伊藤将司投手(24)は「(今日の投球は)70、80点ぐらいですかね。いらないところで四球があったので」と辛口の自己採点も「3連敗で止められて、チームに貢献できてよかったです」と連敗ストッパーになったことを喜んだ。プロ初安打には「よかったです」と短く喜びを表した。

同じくルーキーのドラフト1位佐藤輝明内野手(22)はプロ初猛打賞で4打点。お立ち台に向けての拍手と歓声に「気持ちいいです。絶対に走者をかえすという気持ちでいきました。昨日の悔しさもあったので、打ててよかったです」と、前日の4失点につながった失策の悔しさを晴らした。「今日はいい勝ち方ができたと思います」と、勝利に貢献した充実感が表情に広がった。

同じく4打点の木浪聖也内野手(26)は4月7日巨人戦以来13試合ぶりのスタメン復帰で燃えた。最近は新人の中野にスタメンを譲っていたが、8番・遊撃でフル出場し「本当に悔しい気持ちで準備していた。今日の1打席目に結果を出すために準備してきた」と集中し、1回の右越え3点適時二塁打につなげた。「絶対に譲らないつもりでしっかりやっていきたい」と宣言。これからますます遊撃の定位置争いは、激しくなりそうだ。

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