エンゼルス大谷翔平投手(26)がメジャーで初めて外野守備に就いたことを受けて、育ての親、日本ハム栗山英樹監督(59)は「すごく意味のある瞬間だった。“三刀流”への道というのは、最初、いろいろなことを考えていく上で、大きなものだったので」と喜んだ。

日本ハム時代の14年以来。この日の試合を映像で見ていたという指揮官は「いっぱい言いたいことがあるけど、それは語るところじゃない」と言いながらも、うれしそう。左翼を守る大谷のところへ、次々と打球が飛んだことについて「あいつが持っているものというか、練習させてやろうっていう野球の神様のメッセージなんだろうね」と、目を細めた。

栗山監督は、26日が60歳の誕生日。この日の全体練習前には、還暦のお祝いに選手やスタッフたちから赤いユニホームと帽子を受け取り「一生、忘れない。泣いてたまるかと思った」と、感激していた。