阪神梅野隆太郎捕手(29)が、プロ入り後初の「伝統の一戦」シーズン勝ち越しを誓った。15日の巨人8回戦(東京ドーム)で、阪神は巨人戦通算2000試合目を迎える予定。「伝統のあるチームなので負けたくないと、より強く思える球団です。意識するチームでもあり、ライバルでもある」。節目の一戦に向けて、あらためて強いライバル心を口にした。

13年ドラフト4位で入団し、プロ初出場は14年3月28日、初安打は同3月30日と、どちらも巨人戦。「スタートからしたら、すごい緊張もした」と、独特の雰囲気を感じた当時を振り返る。今年でプロ8年目を迎えたが、入団以来7年間シーズン負け越しを喫している。昨季は開幕3連敗の屈辱も味わった。今季はここまで3勝3敗と五分に戦い、今後も負けられない戦いは続く。「ずっと負け越してる分、悔しい思いばっかりしてるので。これだけのチャンスは、なかなかないと思うし。自力で勝ち上がっていかないとやっぱり優勝はないと思う」。

梅野自身は今季、休養で欠場した1試合をのぞいて34試合に先発出場。正捕手として首位を走るチームを支えている。「3連戦で勝ち越すというところでは、チームとして波に乗れてるのもある。(毎試合)ヒーローが変わるところに関しては、タイガースの野球の強み」。永遠のライバル相手にも、チーム一丸で挑む。

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