静岡学生野球春季リーグの表彰式が12日、清水庵原球場で行われた。2季連続26度目の優勝を飾った日大国際関係の大石亮人投手(4年)が、最優秀投手賞など4賞を受賞した。6勝1敗と好成績を残し、初の最優秀防御率(0・64)のタイトルも獲得。先月3日の静岡理工大戦(5○0)でノーヒットノーランを達成したことを評価され、特別賞も授与された。

今季は、成長を示したシーズンとなった。昨年まではマウンド上での緊張が強く、右打者の内角を攻めきることができなかったという。だが、昨秋シーズンをエースとして投げ抜いたことで精神面が強くなり「この春は、どの試合にも落ち着いて入ることができた。まっすぐが走っていたこともあり、変化球も生きた」と胸を張った。

22日には、全日本大学野球選手権(来月7日開幕、神宮ほか)出場を目指し、東海地区選手権(岐阜・長良川球場)に臨む。昨秋の東海大会では中部学院大(岐阜)との決勝(5●7)に先発し、4回2失点で降板。チームを勝利に導くことができず「レベルアップの必要性を感じました」。リベンジの舞台へ、リーグNO・1投手としての誇りを胸に「やってきたことを出すだけなので、自信を持って投げたい」と力を込めた。【河合萌彦】