ヤクルトが緊急事態にも、つないで勝利をつかんだ。先発の金久保優斗投手(21)が3回1死一塁で、京田のライナー性の打球がみぞおち付近に直撃。表情をゆがめながら、マウンド上でかがみこんだ。治療のためベンチに歩いて下がったが、そのまま降板。1死一、二塁のピンチで急きょ登板した今野が直後、ガーバーを空振り三振とすると、1回2/3を無失点。流れを渡さなかった。

5回以降、1回ずつ投手を刻み、7人の継投で逃げ切った。高津臣吾監督(52)は「短いイニングをみんなでつないで逃げ切れたというのは、評価していいのかな。皆リリーフはよく頑張った」とたたえた。

今日15日は今季3分け9敗の「鬼門」デーゲームとなる。指揮官は「いろんなところにジンクスがあるから。明日は勝たないとね」。ピンチを乗り越えた勢いで、悪い流れを振り払い、連勝を狙う。【湯本勝大】

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