巨人はイースタン・リーグトップの4勝をマークしている横川凱投手(20)が先発。対するロッテは小島和哉投手(24)が先発。

ロッテは1回、先頭の西巻が中前に安打性の打球を打ち上げるも、中堅手保科がスライディングキャッチで好捕。2死からの藤原対横川の同期対決は二ゴロで横川に軍配が上がった。巨人は先頭の湯浅が左前打で出塁するも1死から石川が遊撃への強烈な打球を放つも正面で遊直。一走湯浅はスタートを切っており、戻れず併殺となった。

ロッテは2回、4番宗接、イースタン・リーグ首位打者の加藤、菅野と続く好打順も3者凡退に終わった。巨人も4番ウレーニャから5番保科、6番同打率2位の平間と続いたが3者凡退。横川、小島ともにこの回2奪三振。

ロッテは3回も3者凡退に終わる。巨人は伊藤海が四球を選び出塁するも、続く松井の打席でけん制死。3回まで両左腕は無失点と好投。

ロッテは4回も3者凡退に終わる。2死で迎えた藤原対横川の大阪桐蔭同期対決は遊ゴロで、第1打席に続き横川の勝利となった。3回無失点と好投した先発小島に代わり、本前が4回から2番手でマウンドに上がる。巨人は1死から喜多が中前打で出塁。連続四球などで2死満塁と好機をつくったが、平間が遊ゴロに倒れ無得点。

ロッテは5回、3者凡退に終わり、巨人横川に5回まで完全投球を許す。イースタン・リーグ首位打者の加藤は空振り三振に倒れる。巨人は2死から菊田が遊撃深くへ強烈な打球を放つも、西巻がスライディングしながら好捕。すぐさま立ち上がりワンバウンドで一塁送球しアウト。3者凡退に終わる。

ロッテは6回無死、松田がチーム初安打となる中前打を放つ。犠打などで2死三塁としたが、西巻が左飛に倒れ無得点に終わった。巨人は先頭の湯浅が三塁線を破る二塁打で出塁。2死二塁からウレーニャが左前打を放つも前進守備を敷いていた左翼手からの送球で二走湯浅が本塁憤死。得点とはならなかった。

ロッテは7回、3者凡退に終わる。藤原対横川の3度目の大阪桐蔭同期対決は三邪飛で1、2打席目に続き、横川に軍配が上がった。巨人は先頭の保科が右前打で出塁し、続く平間が犠打で送り1死二塁の好機をつくるも、後続が凡退。両軍無得点で8回に入った。

ロッテは8回無死、イースタン・リーグ首位打者の加藤が中前打で出塁。犠打と守備の乱れで1死三塁と好機をつくった。6回にチーム初安打を記録した松田が高いバウンドのゴロを放つも、投手横川にジャンピングキャッチされ、本塁で代走小川が憤死。無得点に終わった。巨人は先頭の菊田が左中間二塁打で出塁。続く湯浅の犠打を投手の本前が一塁へ悪送球する間に先制。2死満塁からは暴投の間に1点を追加し、この回2点を挙げた。

ロッテは9回、先頭の西川が四球で出塁すると西巻が右翼線二塁打で続いた。1死二、三塁で藤原が打席に入り3度目の大阪桐蔭同期対決。フルカウントから132キロのカットボールで空振り三振に倒れた。最後は2死満塁で小川が左飛に倒れ試合終了。巨人横川はプロ初の完封勝利で5勝目を挙げた。

<ロッテ>

1(遊)西巻

2(三)三木

3(中)藤原

4(一)宗接

5(指)加藤

6(右)菅野

7(二)松田

8(捕)植田

9(左)西川

先発投手=小島

<巨人>

1(遊)湯浅

2(捕)喜多

3(指)石川

4(一)ウレーニャ

5(中)保科

6(二)平間

7(左)伊藤海

8(右)松井

9(三)菊田

先発投手=横川