中日の守護神ライデル・マルティネス投手(24)が21日からの巨人3連戦(バンテリンドーム)にリミッター解除で臨む。この日のDeNA戦(横浜)は2試合連続で雨天中止が決定。キューバ代表として五輪米大陸予選参加のため24日に離日する同投手にとって、チームを離れるまでの参戦は21日からの3試合になった。同じキューバ代表のロドリゲスらと調整した守護神は「3試合投げるチャンスあれば投げるよ。去年も3連投はやった。(イニングまたぎも)もちろん」と力を込めた。

R・マルティネスは18年シーズン途中に先発から救援に回って以降、リリーフ登板でのイニングまたぎはない。3連投の経験はある右腕だが、来日5年目でストッパーとして初のイニングまたぎも辞さない決意まで口にした。

チームは借金6。阿波野投手コーチも「チームが勝っている(場面)だけでなく、彼の投球で流れを変えて追いついてもらう、逆転とかあれば。セーブがどうとかは。残り3試合でベストを尽くしてもらいたい」と期待を寄せた。

米大陸予選で1位通過すれば、6月上旬に再来日し、同下旬に戦線復帰する可能性がある。「離れても気持ちはドラゴンズ。できるだけ早く日本に帰ってきたい」(R・マルティネス)。また、この日先発登板を流したロドリゲスも22日巨人戦に先発予定で、2人がG倒へ全力を尽くす。【伊東大介】