中日は26日、門倉健2軍投手コーチ(47)の退団を発表した。加藤宏幸球団代表の説明によると、同コーチは15日から2軍の練習を無断で休み、球団も家族も本人と連絡が取れない状態が続いていた。そのため、加藤球団代表によれば16日に家族が愛知県警に捜索願を出していた。

20日付の消印で、2軍のマネジャー宛てに退団願が郵送されていた。開封したところ、15日付の退団願が入っていた。球団はその退団願が本人の直筆であることを家族に確認し、26日付で受理することを決めた。

加藤代表は「『一身上の都合で退団させてもらいます』という文書が届いた。直接、本人と連絡は取れていないが、球団としては無断で練習に出ていないことも重く受け止めており、受理することにしました」と説明。退団させることを決めた。

門倉コーチは現役時代は中日、近鉄などで活躍し、横浜時代の05年には最多奪三振(177個)のタイトルを獲得。引退後は韓国サムスンのコーチを経て、19年から中日2軍投手コーチに就任した。1軍復帰を目指す松坂(西武)を親身になって見守るなど、選手に寄り添う指導で知られていた。