ソフトバンクが今季9度目の引き分けで、セ界の「お得意様」を相手にカード勝ち越しを逃した。打線が6回に柳田の併殺崩れの間に1点を奪っただけで沈黙。交流戦でDeNAに初戦から2試合連続で白星なしは、12年以来9年ぶりとなった。過去15年間で40勝17敗2分けと、セ・リーグで最も勝ち星を積み上げていた相手に、連夜苦戦を強いられた。

希望の光は救援陣だ。前日1日の同戦で逆転を許したが、この日は7回から4投手のリレーで無失点。工藤監督も「よく粘ったと思います。後半の3イニングは3者凡退。こういうゲームをしていれば必ずいい方向にいく」と、必死に前を向いた。

リーグ戦では楽天が勝利し、首位に並ばれた。交流戦に限ると2勝4敗2分けで11位に転落。指揮官は「ナイスゲーム!」と力を込めた。常勝軍団が意地のもり返しをみせるか。