中日が堂上直倫内野手(32)、井領雅貴外野手(31)、大島洋平外野手(35)の「1号ソロ祭り」で今季初の4連勝を決めた。

アーチストではない伏兵たちで勝利を引き寄せた。「2番遊撃」で今季初スタメンの堂上は1回にロッテ本前から1回に左越えの先制ソロ。5月28日に出場選手登録され、出場3試合目で2年ぶりの通算30号とした。キャンプから2軍生活を続け、藤井、大野奨のベテラン勢に刺激をもらった。「練習をすごくして、試合中もすごく声を出し、若い子を引っ張っている。2人はお手本になった」。思いを乗せた1発だった。

2回には井領が5年ぶりのソロで続く。7回は阿部のプロ初スクイズで同点に追いつくと、8回はベテラン大島が右翼席に勝ち越しソロを運んだ。「たまたま本塁打になった。投手陣が頑張っているからもっと楽をさせたい」。両リーグ1位のチーム防御率を誇る投手陣への感謝を口にした。4安打4打点、今季最少1残塁という効率的な攻撃でロッテに競り勝った。

与田監督は「(堂上)直倫と井領から始まった試合。どんどん本塁打が増えて欲しい」と控え選手たちの活躍を称賛。交流戦開幕から3カード連続勝ち越しは球団では初めてで、1差で首位をキープ。シーズンの借金も再び1にまで減らした。4月3日を最後に勝率5割から遠ざかり、借金1の状況では3試合続けて負けている。4日オリックス戦はエース大野雄を立て、4度目の借金完済に挑む。【伊東大介】

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