西武栗山巧外野手(37)がプロ野球史上52人目の通算2000試合出場を達成した。

「3番DH」で先発出場。5回先頭で迎えた第3打席、中日の左腕橋本から左翼ライン際へ二塁打を放って出塁。山川の犠飛で7点目のホームを踏んだ。交流戦通算311安打は楽天今江に並び歴代2位タイ。これで通算2000安打まであと36安打とした。

試合が成立した5回終了時にベンチ前で花束を贈呈された。「こうしてメットライフドームのファンの前で節目の記録を迎えることができたことをうれしく思います」とコメント。先制打の呉念庭が「今日は栗山さんの通算2000試合目なので、勝利で飾りたい」と話したことを受け「その気持ちがうれしいですね。自分も今日、この試合に勝てるように貢献していきたいです」と引き締めた。

記念ボードをスタンドのファンに掲げると、大きな拍手に包まれた。

▼通算2000試合出場=栗山(西武) 12日の中日2回戦(メットライフドーム)で先発出場して達成。プロ野球52人目。西武では伊東2379試合に次いで2人目。初出場は04年9月24日の近鉄27回戦(大阪ドーム)。

▽西武辻監督(栗山に) 「おれだって1500過ぎたくらいしか出てないのに2000はすごい。生え抜きで本当に努力してたと思うよ。すごい数字だと思うし、もう少しで2000本を達成できる。そういう意味ではライオンズのレジェンドになるんじゃないでしょうか」