阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、田中将との「モノノフ対決」に完勝し、チーム5連勝&最多貯金19を呼び込んだ。「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦で日米179勝右腕から、4回に強烈な右前打を放つと、1点リードの6回には右中間へ16号ソロをたたき込んだ。2日続けて観戦に訪れた祖父母も大喜びの猛打賞で、交流戦最終戦の13日は両リーグ最多7勝のドラフト1位左腕早川と初対決。豪快アーチで6連勝&貯金20締めを目指す。

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2日続けて観戦した佐藤輝の父方の祖父勲さんと祖母美智恵さん(ともに82)も、孫の本塁打に大興奮だ。勲さんは「テルのフォームと打った瞬間、角度的に見ると分かりますから。いったなと思ったら、その通りになりましたので、非常にうれしいです」と笑った。佐藤輝が小学1年で野球を始めてからは宮城への帰省のたびに一緒に練習し、基礎を固めた。美智恵さんが「おじいちゃんに恩返ししてるんだね。教えてもらったから」と言うと「そうですね。教えたかいがありましたね」。近大時代の昨年10月にはリーグ記録を更新する14号、阪神入団後は3月27日ヤクルト戦(神宮)のプロ1号をいずれも生観戦していた。“持ってる”祖父母が、また孫に力を与えたのかもしれない。

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