楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が“魔の6回”に崩れた。

オリックス宮城との「新人王候補対決」となった一戦。5回までハイテンポな投手戦を繰り広げた。1~3回は全て先頭打者に安打を許し得点圏に走者を置いたが、要所を締め、得点は許さない。4回は3者凡退。5回も2死から単打を許すも後続を切った。オリックス宮城も5回まで二塁を踏ませず3安打無失点とあり、5回を1時間14分で終えた。

すると6回、早川が7連勝中のオリックス打線につかまった。先頭吉田正に四球、杉本に右前打、安達に送りバントを許し1死二、三塁とピンチを招く。続くモヤ、ロメロに連続適時打を浴び、伏見の二ゴロの間に追加点も与え、3点を先制された。6回103球、8安打3失点で降板となった。

「終始、リズムを作ることができませんでした。6回を最少失点で切り抜けられれば、またゲームは変わったかなという気がします。結局、打者陣にいいリズムを渡せなかったので、相手に一方的なリードというか、主導権を握られたのだと思います」と反省した。

試合前時点で自身8試合黒星なしの6連勝中だった。だが6回途中降板がこの日を含め、今季13試合中4度あり、イニング別失点は6回が最多で13。打順が3回り目に入ったところで捉えられてしまった。