ソフトバンクは22歳の佐藤直、24歳の谷川原、27歳の真砂をスタメンに起用した若鷹打線が不発。

これで6月は5勝9敗6分となり、3試合を残して今季初めて月間負け越しが決まった。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

--若手を多くスタメンに起用したが不発

工藤監督 出て最初からカンカン打てということも難しい。打てないことに関しては、こっちが今日は行こうと出した選手なので、それはこちらに責任があると思っています。思い切ってやってもらえればいいんですよ。

--頭部死球を受けた真砂は無事か

工藤監督 トレーナーの検査をやったけど、今のところ(異常は)出てないと。本人には、いってもいいけど何かちょっとでもめまいがするとか、気持ち悪くなったりとか、焦点が合わなくなったりとか、何かあったら必ず言えよという話はして送り出した。本人はきょとんとしてるので…。すぐに歩いて「大丈夫です!」って言ったでしょ。帰ってからもトレーナーには様子を見させますけど、今のところ大丈夫。ピッチングコーチと本人(高田孝)が来て「すみませんでした」という事だったので。ルーキーでもあるし、本人も大丈夫だったので問題ないからねという話はしました。

--その後緊急登板した西口を打てず

工藤監督 やっぱりうまくアジャストできないというか。僕らとしても、今出せるメンバーの中でベストだと思ってやっている。けが人もいる中で、けが人でいないからという言い訳はできない。その中でベストを尽くしてなんとかやっていかないといけないと思ってます。(一、三塁の好機をつくった)9回のような雰囲気を、明日は1回から出していこうと。ベンチでみんなが盛り上がって、身を乗り出してやっている。あれが初回からしっかりやれるようにという話はしました。

--中村晃を今季初めてスタメンから外した

工藤監督 ちょっと張りがでているというのもあったので。今日は代打なら代打と。

--柳田、栗原の主軸2人が引っ張ってほしい

工藤監督 栗(原)も開幕した時はまだレギュラーということではなくてスタートしているし、あいつに全てを背負わせるのは…。柳田には背負ってほしい部分はありますけど、栗に全てを背負わせるというのはちょっとどうなのかなと。それは今までレギュラーだった人間が背負っていかないといけない。かといって選手だけに背負わせるわけではない。「敗戦の責任は将にあり」。それは僕にあると思っている。僕も考えて、コーチの方にも動いてもらわないといけない時もあるし、ヘッドにも動いてもらわないといけない時はある。みんなで策を考えて、また明日に臨む。決して終わりではない。まだUターンしてちょっと。マラソンで言えば、20キロを過ぎたというところですから、まだまだ挽回のチャンスはある。うちはここで終わるようなチームじゃないので、ファンの皆さんにも安心して見ていただけるようにしっかり立て直してやっていきたい。ピッチャーも3点で我慢してやってくれたし、リリーフ陣もしっかり抑えてくれている。あとは得点が取れれば締めることができる。相手に先に点をやらないようになんとかこらえてやっていくことが大事。我慢するときは我慢しなければいけないんです。