西武の最速160キロ右腕・平良海馬投手(21)が金字塔を打ち立てた。9回のマウンドを託され、無失点で切り抜けた。これで39試合連続無失点となり、並んでいた06年藤川球児(阪神)のプロ野球記録を新たに塗り替えた。今季は開幕からここまで全試合0行進を刻んで防御率0・00。プロ4年目の剛腕が前人未到の域に入った。

▼平良が今季初登板の3月26日オリックス戦から39試合連続無失点。06年藤川(阪神)の38試合を抜き、連続試合無失点のプロ野球新記録をマークした。平良のイニングは38。連続イニング無失点のプロ野球記録は58年金田(国鉄)の64回1/3だが、開幕からの連続イニング無失点は39年高橋(阪急)の38回1/3で、平良はあと1/3で並ぶ。また、開幕からの条件を外した38回はパ・リーグ7位に進出。

▼メジャーではシーズンをまたいだ記録を採用するため、連続試合無失点は18~19年プレスリー(アストロズ)の40試合だが、1シーズンでは11年キンブレル(ブレーブス)の38試合が最長。1シーズンで39試合連続無失点は日米を通じて平良が初めて。