ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が3年ぶりの2打席連続本塁打で、チームを連勝に導いた。

首位オリックス相手にカード勝ち越しを決め、3・5ゲーム差に詰めた。リーグ単独トップ21本塁打とした主砲は「本当に、奇跡が起きました」と興奮気味に振り返った。

相手先発はチームとして初対戦で、リーグ最多9勝を挙げる宮城だった。「めちゃくちゃいいですよ。コントロールもいいですし、ボールの切れもありますし」。柳田も3回2死一、二塁の好機で投ゴロに打ち取られていた。それでも、勝ち越された直後の6回は先頭で変化球に体勢を崩されながら右翼席へ2試合連発の20号ソロ。「本当に、よう打てたなと思っています。体勢はぐちゃぐちゃだったんですけど、奇跡で打てました」。難敵からの1発で反撃の機運を高めた。

同点で迎えた8回無死では、2番手のヒギンスから右越えの決勝21号ソロ。ベースを回りながら何度も拳を上げた。18年7月16日の西武戦以来の連発。ベンチに戻り、仲間とのハイタッチを終えてもガッツポーズが止まらないほどうれしかった。「1位のチームですし、なんとか離されないように、チーム一丸で戦えている感じがします」。首位に食らいついて勝った。

前半戦は12日からの2位楽天との3連戦で終わる。「まだまだ上にいるチームはたくさんいるので、頑張っていきます」。4位から浮上を狙い、後半戦につなげる。【山本大地】

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