楽天オコエ瑠偉外野手(24)に1軍枠へのチャンスが巡ってきた。

オコエは2月26日に左手関節TFCC縫合術を受け、6月30日2軍ヤクルト戦で実戦復帰。ここまで8試合に出場し、24打数9安打、打率3割7分5厘と好成績を残している。

22日、楽天生命パークでの練習を視察した石井GM兼監督は24日の侍ジャパン戦とエキシビションマッチを含めた9試合で、オコエの出場の可能性に「ありますよ。リハビリから上がって何試合かしただけで、そこまで頑張ってきた選手もいるので、そこのタイミングは大事。ただ、成績を残して走塁、守備とかがしっかりできているので、現状もう他の人を差し置いて出ることもあると思う」と前向きな姿勢を示した。

指揮官は後半戦までの実戦で「ただ打たせるだけじゃなく、細かいところもやらせようかなと思う。後半戦は1つ1つのワンプレーが大事になってくる。しっかりとクオリティーを上げていきたい」と狙いを持つ。その中でオコエのファームからの報告に「走塁に関しても彼は割り切ってできる。彼はそういう感覚を持っている選手なので、チームとしては試してみることはすごくいいこと」と評価。オコエの積極的な走塁姿勢がチームに好影響をもたらす可能性を模索する。

首位オリックスと1・5ゲーム差の2位につけるチームの1軍メンバー争いは激しい。指揮官は「3試合なら別にあんまり評価としては変わらないかもでしれない。ただ、9試合あるので、その中である程度いけるんじゃないか、と判断しやすいので、うまく自分のものにしてほしいなと思います」とアピールを求めた。

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