ソフトバンク高村祐1軍投手コーチ(51)が2日、後半戦先発ローテーション争いのゴングを鳴らした。

7月27日から始まったエキシビションマッチでは、2軍調整中だった左腕笠谷や3年目右腕のスチュワートが先発に抜てきされた。

この日ペイペイドームで投手練習を見守った同コーチは「この世界は競争。つかみ取れるかつかみ取れないか。実績なども(参考基準に)ありますが、自分でつかみ取っていかなくてはいけない世界」と、アピール合戦にハッパを掛けた。

現状では東浜、武田、和田、レイが前半戦に続いて先発ローテーションに内定している見込み。東京五輪に出場している千賀とマルティネスは、13日から始まる後半戦に調整が間に合うか微妙な状況だ。空いた残りの2枠を笠谷、スチュワート、先発へ再転向する石川らで争う構図になっている。高村コーチは「笠谷もスチュワートも(争いに)入ってきてほしい」と、期待を寄せた。

3日からの巨人3連戦(ペイペイドーム)では、まず武田が先陣を切る。エキシビションマッチは残り5試合。先発陣の生き残りをかけたサバイバルは佳境に入る。【只松憲】

 

◆エキシビションマッチに先発した投手の成績

7月27日DeNA戦 笠谷 4回2/3 2安打6三振2失点(自責2)

7月27日DeNA戦 スチュワート 5回6安打7三振4失点(自責4)

7月30日ヤクルト戦 東浜 4回2安打5三振無失点

7月31日ヤクルト戦 和田 4回7安打2三振3失点(自責3)

ソフトバンクニュース一覧はこちら―>