侍ジャパンの鈴木誠也外野手(26)が、ついに待望の1発をかました。3試合連続で「4番右翼」でスタメン出場。3点を追う5回、先頭で米国カーターの3球目、高め150キロ直球を豪快に押し込んだ。打球は高々と舞い上がり、左翼席の最上段に着弾。東京五輪初ヒットとなる1発に侍の主砲は「角度もあり、手応えもありました。1点ずつ、諦めずに反撃していきます」とコメントした。

4回に坂本の左翼フェンス直撃の一時同点となる適時二塁打をテレビの実況が本塁打と勘違いしていたが、今度は正真正銘の「ホームラーン!」となった。 なおもチャンスは続き、1死三塁からは菊池涼が遊撃への内野安打でさらに1点を返した。“広島コンビ”の奮闘で1点差まで迫った。

鈴木誠は1次リーグの2試合では8打数無安打に倒れていた。3試合目、12打席目で飛び出た初ヒットで反撃ののろしを上げた。

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