楽天が一発攻勢で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。この日敗れた首位オリックスとのゲーム差を3・5と縮めた。

前カードのロッテ戦で計20安打2得点の打線を、石井一久GM兼監督(47)がテコ入れ。29日ロッテ戦で4番島内を3番、3番浅村を4番に入れ替え、7番DHでカスティーヨを7月3日以来のスタメン起用した。

すると1回に鈴木大が先制7号ソロを放つと、2点を追う4回にカスティーヨが来日1号の同点2ラン。5回には7月10日以来の3番に座った島内が、勝ち越しの16号決勝3ランでたたみかけた。先発早川がプロ最短の3回3失点で降板も、2番手西口が3回無失点と好投し、2勝目。安楽、酒居、宋家豪のリレーで逃げ切った。

以下、石井GM兼監督の一問一答

8月31日石井監督試合後

-カスティーヨが来日1号

今日はけっこうそこがキーになるかなと思って送り出しました。ビハインドの嫌な状況になりそうなところで、すぐに打ってくれたので、非常に助かる1発でした。

-右投手との対戦打率が1割台でのスタメン起用

数字はすごく難しいですよね。あんまりそこは考えずに、とにかくカスティーヨでいってみたいと思ったので、使いました。そんなに数字も多くないので、まだ何が正解、不正解というところは結果でしかないので。

-4番から替わり、3番に座った島内が勝ち越し弾

島内はいつも「3・5番」なので、3番も4番もあんまり関係ないですね。

-決勝弾はさすがの活躍

あの場面で最高の結果を出してくれて、すごく助かりました。早川は3イニングかなと思ったので、西口をすぐに行かせて、いいピッチングをしてくれたので、あの辺で試合がぐっと締まったかなと思います。

-早川は左足首付近に打球直撃の影響で降板か

いや、あんまり関係なかったです。今日は長い回を彼には期待していなかったので、ある程度自分の仕事をしっかりとやってほしいなと思う中で、あそこは西口の方がベストな選択かなと思いました。

-西口は大事な役割を担っている

西口はただの敗戦処理、ただのロングとかではないと思っている。試合がどっちに転ぶか分からないところで彼には背負わせているので、それはやっぱり毎年この状況じゃなくて、彼には来年、再来年と飛躍してほしいので、今のポジションで投げさせている。