DeNA宮国椋丞投手(29)が、7日の巨人戦(横浜)で「グニの恩返し」を果たす。移籍後初登板、初先発は10年間在籍した古巣が相手。しかも、相手先発はハワイでの自主トレに同行させてもらっていたエース菅野だ。

「昨年からこうやってマウンドに立てることが想像しづらかったですし、ましてや、お世話になった菅野さん。感慨深いものはありますが、少しでも成長した姿を見せられるようなピッチングができればいい」と意気込んだ。

6日は新たな本拠地となる横浜スタジアムで移籍後、初めて練習を行った。東京五輪後に再造成されたマウンドの感触を、プレート板の両端で確認した。「開放感があって気持ちいい。ベイスターズに来て初めての登板なのでチームに貢献したい。一員となれるような投球ができるように」。3月の入団会見で掲げた目標は「打倒ジャイアンツ」。長打力を警戒しながら白星をつかみ「ハマの宮国」になる。【斎藤直樹】