阪神井上一樹ヘッドコーチ(50)は天敵を“アシスト”した展開を嘆いた。

今季初対戦の菅野から初回に糸原の中前打で先制点を奪ったが、直後の2回の7失点に「初回にああやって先制したのにもかかわらず、その後ビッグイニングで楽に投げさせてしまった。言い訳になってしまうけど」と悔やんだ。

本調子とは言えない右腕に7回5安打1得点と2回以降はゼロ行進。昨季5試合で4勝1敗、防御率2・25と苦手にした相手を攻略できずじまい。甲子園での阪神戦を11勝2敗と上積みされ、引き続き得意意識を持たせてしまった。その菅野は次回25日の敵地戦に回るとみられ、井上ヘッドは「楽に投げる要素を作ってしまったのはこっちだから。そこは次はそういうことがないように、それを念頭にやらないといけない」と先を見据えた。