京大の剛腕、水口創太投手(3年=膳所)が152キロをマークした。両チーム無得点の7回からリリーフ登板。無死二、三塁のピンチを招くが、直後に152キロ速球で空振り三振に仕留め、その後も球場表示で150キロ、151キロなど快速球を連発した。後続を一ゴロ、右飛に仕留めてピンチを脱した。8回も抑えて、2回を無失点だった。 「球速を意識せず、しっかり腕を振ることだけ。最近、球の角度が一番の持ち味です。最近、フォームがハマっている。しっかり球がいく感覚があります」 バックネット裏で視察する複数のプロ球団スカウトもバックスクリーンを指さしてざわついた。プロ志望について「行ける実力をこれからつけていきたい」と前向きだった。 医学部に在籍する194センチ、94キロの右腕で、9月4日の近大戦でリーグ戦初勝利を挙げていた。同日は、同校によれば従来の田中英祐(元ロッテ)が持っていた148キロを更新し、京大史上最速で自己最速の149キロをマークしていたが、この日はさらに更新して、ついに「大台」に達した。