巨人宮本和知投手チーフコーチ(57)が、5回途中6失点KOで8敗目を喫した山口俊投手(34)の立て直しを期待した。

2日DeNA戦の先発を直前の右肘違和感で回避し、満を持して送り出したはずだったが、制球がばらついて味方の援護を守れず逆転を許した。7月7日の中日戦を最後に10戦勝ちなしの7連敗となった右腕について、宮本投手チーフコーチは「状態は、良くはないですよね。ボール先行で行ってる部分はちょっと、不安が残る投球ではありますね」と、本調子ではないとの認識を示した。

一方で、ほぼ進出が確実視されるクライマックスシリーズもにらんでもいる。「ただ、我々にとっては先もあるんでね。そういった意味では立て直しには期待したいですね。やっぱり山口俊くらい実績のある選手は、こういった終盤に結果を出してこそのベテランだと思う。期待度は全く変わらないですけど、やっぱり今、結果が欲しいところですよね。そこ(リーグ戦の残り試合)で本人の調子を取り戻してくれればと言う風に。その先を見てますね」と早期の復調を望んだ。