筑波大・佐藤隼輔投手(4年=仙台)は、西武が2位指名し交渉権を確定した。

つくば市内の会見場には、ブレザー姿で登壇。川村卓監督(51)とともに中継を見守った。名前が呼ばれた瞬間も表情は崩さず、川村監督から声を掛けられると笑顔を見せた。「プロ野球選手としてのスタートラインに立てたことを、うれしく思います。これまで家族、チームメートに支えられてきてもらったので、これからプロの世界で活躍して恩返ししたい」と話した。

1年目の目標には「しっかり活躍して新人王を目標に頑張りたい」と掲げた。「1年目からどんな役割も先発、中継ぎ問わず、1年活躍できる選手を目指したい。将来は、日本を代表する選手、侍ジャパンに選出されるように頑張りたい」と意気込んだ。

佐藤は大学1年からリーグ戦に登板し、首都大リーグ通算170回を投げて10勝、167奪三振をマークしている。打者の膝元にしっかり投げ込むクロスファイアと制球力の高さが持ち味。プロの世界でも、即戦力として期待される。