ヤクルトはミスが響き、中日に競り負けた。

同点で迎えた7回無死二塁、西浦が犠打に失敗して送れず。続く代打川端が右前打で1死一、三塁とチャンスを拡大。2者連続の代打で、宮本に託した。カウント1-1からスクイズの構えを見せたが、中日柳に外されて空振り。三塁走者の渡辺の盗塁死となった。8回には犠飛で勝ち越しを許し、マジックを減らせず。高津監督は「なんとかもう1点とは思っていたが、うまくいかなかった」と唇をかんだ。

4回に塩見の14号ソロ、6回には青木の中前適時打と中盤までは2点リード。防御率リーグトップの柳から追加点を奪うため、積極的に仕掛けたが不発に終わった。指揮官は「勝つためには、負けないためにはどうしたらいいか、というのはずっと考えてやっている。なかなか難しいが、それができるように明日も頑張りたい」と前を向いた。

▽ヤクルト小川(5回1/3を2失点で10勝目はお預け)「粘り切れずに悔しいです」

▽ヤクルト塩見(4回に2戦連続となる14号ソロ)「回の先頭だったので、とにかく出塁することを意識して打席に入った。いい角度で上がってくれた」