広島が14日、リーグ3連覇に貢献した今村猛投手(30)をはじめ鈴木寛人投手(20)、中村恭平投手(32)、行木俊投手(20)、畝章真投手(26)、佐々木健投手(22)の6選手に来季の契約を更新しないと通告した。行木とは来季、育成選手として契約する。

今村は長崎・清峰から09年ドラフト1位で入団。プロ1年目の10年から2試合に先発すると、昨年まで11年連続で1軍登板。3連覇した16年から18年はセットアッパー、抑えとして、3年間で計178試合に登板し9勝8敗26セーブ、52ホールドをマークした。12年目の今季はここまで1軍登板がない。通算431試合登板、21勝30敗36セーブ、115ホールド。

広島ファンに対して「本当、感謝の言葉しか表現できない。どんなに悪くても応援してくださるから方がいたので、1試合でも多く投げたいという気持ちがありました」と感謝した。

このまま現役引退するかも含めて今後は未定という。

▽広島鈴木寛(戦力外通告を受け)「チームのために力になれなかった。(今後は)まだ考えてないですけど、野球は続けていきたい」

▽広島中村恭(戦力外通告を受け)「うまくいかないことの方が多かったけど、長い間野球をやらせてもらって感謝の気持ちが大きい。プレーできるのであれば、(NPBで)プレーしたいです」

▽広島畝 「独立リーグから来てこの2年が勝負と決めていたので、ちゃんと受け止めています。(今後は)何も決めてないです」

▽広島佐々木(戦力外通告を受け)「育成で4年目の契約をさせてもらったんですけど、あんまり身にならず、覚悟はしていた。(今後は)周りに話を聞いて、決めようかなと思います」