広島佐々岡真司監督(54)が、6年ぶりにセ・リーグを制したヤクルトの強さを振り返った。

昨季まで5年連続で勝ち越していた相手に、今季は6勝14敗3分けと大きく負け越し。打線について指揮官は「僕の現役時代の時の打線に似ていた。青木、山田が元気で長打の4番村上につなげる。オスナ、サンタナの2人、捕手の中村の調子も良くて、いやらしい打者が多かった」と脱帽した。

投手陣については。2年連続で最優秀中継ぎが確定している右腕の名を挙げ「終盤が固定されたというか、8回の清水が大きかった」と分析した。ヤクルトのチーム防御率が3・45、広島は同3・85。自チームが与四球472あったのに対し、ヤクルトは357と112個差があっただけに「四球の数の差が、防御率に反映されたと思う」と険しい表情だった。