ヤクルトが、6年ぶり8度目のセ・リーグ優勝を達成した。

打線の中心は昨年に続いて全試合4番を務める村上宗隆。過去に優勝チームで全試合4番は18年山川(西武)まで11人、12度あり、村上が残り試合も打てば12人目。21歳は62年張本(東映)の22歳を抜いて優勝チーム全試合4番の最年少記録になる。昨年は村上の前を打つ1~3番を固定できなかったが、今季は途中から1番塩見、2番青木、3番山田、4番村上が定着。結果、4人がそろって打席に立つことが多い1回にイニング別最多の85点を記録した。決勝点が入ったイニングも1回が18試合で最も多い。1回が無得点の試合は43勝42敗11分けのヤクルトだが、1回に得点した試合は30勝8敗7分け、勝率7割8分9厘。1~3番が固定され、1回に打率3割7分5厘、9本塁打、33打点、7V打をマークした4番村上のバットがチームを優勝へ導いた。